政経の勉強法

大学入試関連

倫理政経はいずれも社会に出た時に役に立つ学びです。本音を言えば、様々な専門書を読みこんで自分の考えを深めたり、視野を広げたりしてもらいたいところ。しかし、大学入試における倫理・政経はいわゆるマイナーな科目であり、多くの受験生が共通テストまでで終了します。配点も大きい訳ではない科目です。だからこそ、できるだけ時間をかけず、効率よく勉強する方法をここで紹介していきます。

準備するもの

ノート(ルーズリーフよりもノートの方がおすすめ)・問題集・教科書or参考書

①ノートについて

この勉強法では、ノートに書き溜めたものを「後から見返すこと」で効果を発揮します。ルーズリーフを使う場合、これまでまとめたものがバラバラになっては意味がないので、ノートの使用を勧めます。もちろん、1ヶ所にまとめられるなら、ルーズリーフでも可です。

②問題集について

問題集は、自分が得点を取りたい対象に合わせて準備して下さい。共通テストを目標としているなら共通テストの過去問や、単元別のマーク式問題集、予備校の模試問題集(河合塾の黒本、駿台の青本など)が適しています。私大の一般入試を目標としているなら、各大学の赤本や私大に対応する応用問題集を準備しましょう。本サイトでも単元別の共通テスト過去問をまとめていますので活用してください。

おすすめは模試の過去問!難易度は河合(黒本)<駿台(青本)という印象なので、最初は黒本から取り組むのが無難かと思います。

③教科書・参考書について

わからない問題を補足するために使います。自分がわかりやすいと思える1冊を使い込んでいきましょう。おすすめの参考書については別のページでまとめていきますので、参考にして下さい。

勉強の仕方

いよいよ勉強法について。私がおすすめする方法は「アウトプット特化型勉強」です。とにかく演習を通して実践力をつけていくこと。これが最も効率よく得点力を伸ばせる方法です。
具体的な方法としては、先程準備したノートに、問題演習をしていきます。この時、余白を残すように解答を書いていきましょう。例えば共通テスト形式の問題では、全部で30間程度なので、上から下へ書いていくとちょうど1ページ分が埋まります。記入例はこんな感じ。

政経の勉強ノート例

そして、大切なことはその後!自己採点をした後にミスした問いや忘れていたポイントを余白にまとめていきましょう。正解していても、自分が迷った部分などはメモしておくといいです。特に模試は解説が充実していますし、頻出分野しか出ないので、最高の問題演習です。より多くのポイントを吸収することを意識して、時間をかけて下さい。解説が不十分な問題集の場合、参考書なども活用してポイントをメモしていきましょう。

そのようにノートを継続してまとめていくと、どんなノートに仕上がるでしょうか…?ノートに書き込まれたポイントたちは、自分の理解が不十分だったところ。つまり、自分の苦手分野が詰まったノートができるということ。模試の直前や入試本番の見直しには、このノート一冊があれば十分です。

以上のように、模試や過去問を使って、頻出問題に特化したアウトプット学習を心がけましょう。これを何度も繰り返していくと、似たような問題に出会うようになります。その域まで達したとき、あなたの得点力は格段に伸びているはず!ぜひ試してみてください。

タイトルには政経勉強法と書きましたが、倫理や現代社会、日本史・世界史などにも同様の勉強法は効率よく得点力を伸ばしていくことができます。

勉強を始める時期

最後に勉強を始める時期について。これは当然早ければ早い程いいに決まっていますが、政経以外にも勉強しなければならないことが沢山あると思います。最低ここからは始めて欲しいと思う時期は「9月」かと思います。夏休み明けからのスタートだとしても、何とか間に合うはず。

ただし!それまでに何もやらなくていいと勘違いしないでください。0からのスタートであれば、9月からでも間に合わない。具体的には、「授業を丁寧に受けること」と「模試の復習を丁寧にすること」、この2点は絶対に欠かさないようにしてください。十分基礎がある上で、秋から問題演習に取り組んでいくことが重要です。やや不安な人は、夏休み頃から少しずつ問題演習を始めていくといいと思います。特に2年時に授業がある場合、忘れている範囲も多いと思いますので、早め早めに問題へ取り組んでいきましょう。

今後も受験の情報や過去問や講義など、大学入試に役立つサイト運営をしていきますので、よろしくお願いいたします。

*授業プリントや一問一答プリント → プリントダウンロード
*政経に関する講義や過去問まとめ → 政経.com

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