いよいよ受験生というタイミングで、欲しくなるのが参考書。特に政経は内容も難しく、時事的な内容を含むこともあるため、1冊持っておくと心強いはず。今回はおすすめの参考書を何冊か紹介していくので、自分の目標に合わせてベストな選択ができるよう、参考になれば嬉しいです。最後まで読んで下さい。
まず、私がおすすめする政経参考書は、4つのシリーズがあります。各シリーズのおすすめポイントを紹介していきます。
まず全体のイメージを持ってもらうために、以下のように分類しました。横軸は参考書のスタイルが講義のような語り口調になっているか、 板書のようにポイントが羅列されているか。これは好みの問題なので、自分の好きなタイプを選ぶ時に参考にして下さい。縦軸については内容の濃さを示しています。ポイント重視で頻出部分を効率よく学んでいきたいのか、教科書以上の内容量で共テの高得点だけでなく、難関私大にも対応できる知識が必要なのか、志望校のレベルに合わせて考えるといいと思います。
それでは具体的におすすめポイントを紹介していきます。
①蔭山の共通テスト 政治経済
数年前から改訂・増刷を繰り返すベストセラーですが、何といってもこの本の強みは「読みやすさ」!あとに紹介する書籍が数色の印刷であるのに対し、この参考書は全ページカラー印刷であり、読んでいて飽きない。視覚的に印象に残りやすいレイアウトで、当然暗記もしやすいといえます。また、講義形式の語り口調で構成されているため、面白い授業を聞いているようにサクサク読むことができる。政経に対して苦手意識が強い人にもおすすめできる1冊。(ちなみに倫理バージョンはさらに面白く、倫理選択者にはかなりおすすめです!)
デメリットとしては、語りや図表にページを割く関係上、内容が非常に濃いとまでは言い難いところ。とはいえ、共通テストで8割程度をめざすレベルであれば、十分対応できるはずです。
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※蔭山克秀の政治経済が面白いほどわかる本
補足になりますが、先ほど紹介した蔭山先生の別パターンで人気がある1冊がこちら。①で紹介したものより語り口調は少なく、堅い印象となっており、内容量も多くなっている。①の内容が少し物足りないな…と思う人にはいいかもしれません。解説はとてもわかりやすいです。
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②政治経済の点数が面白いほど取れる本
2冊目は「点数が面白いほど取れるシリーズ」。黄色の表紙にアニメキャラのイラストが印象に残るシリーズで、政経以外にも販売されている。一度は見たことあるのではないでしょうか。
この本も長年出版されているだけあり、安定感がある。語り口調を中心に展開され、内容も充実しており、ポイントまとめのようなコーナーも随所に見られる。後で紹介する「畠山の爽快講義」にレイアウトの雰囲気は近く、それよりも若干内容を軽くしたイメージになります。共通テストレベルであれば、これ1冊でも十分対応できます。
デメリットとしては、色使いが単調なことくらい。白黒+赤の限られた配色となっており、読む時のワクワク感や印象の残りやすさで言うと①に劣る。これも好みの問題なので、一度手にとって見てほしい。
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③畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義
これは私自身も普段参考にさせていただいている1冊。
強みとしては何といっても「内容の濃さ」!教科書や資料集に載っていないレベルの事項や、時事的な内容の解説など、この1冊さえあれば大学入試の政経はどこでも戦えると思っていい。共通テストで9割〜満点を目指す人や、私大の一般入試で早慶・MARCH・関関同立レベルを政経で受験したい人にはおすすめ!
一方で、内容が深すぎるため、共テの目標が6〜7割であったり、勉強する時間が限られる人にとっては、使いこなせない可能性もあるので要注意。同じシリーズで問題集も販売されているため、参考書と合わせて演習できる。気になる人は書店で手に取ってみるといい。
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問題集はこちら↓
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④共通テスト 政治・経済集中講義
最後に紹介するのは集中講義シリーズで、政経だけでなく現代社会や倫理のバージョンも販売されているもの。このシリーズも人気商品であり、小さめの書店にも置いてあるのをよく見かける。
このシリーズは、これまで紹介したものとはタイプが異なる。言うなれば、類出ポイント特化型であり、全範囲が網羅されているとは言い難い。冊子の分量もそこまで多くなく、1つの単元を1つの見開きで解説していくレイアウト。語り口調ではなく、板書のようにポイントが並べられている。説明は丁寧でわかりやすいため、タイトルの通り短期間で集中して基礎を定着させたいのであれば、ぴったりな1冊。
しかし、内容が頻出ポイントに厳選されている分、どうしても物足りなさはある。特に、難関私大や共テ9割を目指すレベルで勉強を進める場合、この1冊では必要な知識を抑えられない可能性があるので注意しましょう。
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以上4冊を紹介しましたが、この4冊で受験生の7~8割は埋まるのではと思うような人気どころばかりです。書店にも置いてあることが多いので、ぜひ手に取ってみてください。参考書で最も大切なのは、ぼろぼろになるまで使い込むことです。自分の志望大学レベルや、好みに合わせて、これならずっと使っていけそう!と思うものを選ぶとよいです。
今後も受験の情報や過去問や講義など、大学入試に役立つサイト運営をしていきますので、よろしくお願いいたします。
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