はじめに
面接の基本は、自分らしさをアピールすること。基本的なポイントは「面接のコツ(前編)」の記事をご覧ください。これを踏まえた上で、いよいよ実践です。
大学側が求めている生徒は学校により様々だとは思いますが、共通して言えるのは「意欲的に学ぶことができる学生」という点。つまり、「この大学に行きたい」「将来この仕事に就きたい」という展望が具体的であるほど高評価となる。どんな質問を準備したらいいか、この記事を参考にしてもらえると幸いです。
最重要質問①「本学の」志望理由
志望理由はほぼ聞かれるといっても過言ではなく、必ず準備すべきもの。特に「なぜその大学なのか」という部分が漏れないように注意しよう。
例えば、「貴学は幅広く英語を学べるので志望しました」という回答。これでは浅い。「なら英語を学べる大学は他にもありますがなぜここに来たんですか??」と突っ込まれて終了となってしまう。せっかく推薦を貰って受けるのであれば、とことん意欲をアピールすべき。「英文学の歴史に関心があり、それを学べる研究室がある」とか、「校内に留学生と交流できる施設があり、実践的な英会話を鍛えることができる」のように、その大学だからこその特色を述べるようにしよう。
最重要質問②高校時代に頑張ったこと
やはりこれも頻出質問。これまで頑張ってきたことを自信をもって言える人は、今後も自分らしく努力できる人という評価に繋がる。「私は○○を頑張りました」だけで終わらないよう、「どのような努力をしたのか」「その結果どんな実績が残せたか(どんな力がついたか)」などをまとめて答えられると良い。
ダメな回答例:「私は部活動を頑張りました。練習は大変でしたが、仲間と協力して最後までやり切ることが出来ました。」
いい回答例:「私は部活動を頑張りました。毎朝の朝練を欠かさず行い、次第に大会でも上位入賞できるようになり、成長を感じることが出来ました。部活動を通して、物事を継続する力が身についたと思います。」
対策すべき質問例
大学・学部によって質問される内容はさまざま。学校で保管されている過去の入試体験記や、高校の先生が見ることができるベネッセの受験レポートなどを参考にすると、より実戦に近い対策をすることができます。今回は全体的に聞かれることが多いであろう質問例を紹介していきます。
最頻出質問
以上の質問は最頻出。必ず準備しておきましょう。
頻出質問
ひとまず、以上のような質問は準備しておくと安心です。似たような質問は、これらの準備をしておくことで対応しやすくなります。大事なのは、一貫性を持たせること。長所が「継続力」であるならば、高校時代に頑張ったことは何か継続した実績があるといいし、自己PRが「明るさ・元気」であるならば、話し方は明るくないといけない。自分を改めて分析することや、他人に聞くなどして、「自分はこんな人間だ!」という柱となるものをはっきりさせよう。
あとは練習あるのみです!頑張ってください!
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