前日の過ごし方
やるのは確認のみ。自信を付けて明日のイメージを膨らます。
ここまできたら、もうやることはない。勉強すればするほど不安になるものです。金曜日は昼から帰宅する学校も多いと思いますが、下見に行くなり、家でゆっくりするなりして、リラックスしましょう。勉強をするにしても、夜遅くにならないように早めに切り上げて、明日の準備とイメージトレーニングをしながら早めに寝てください。
これまでの勉強してきたことを振り返る。
おすすめは、自分が書いたノートや問題集を振り返ることです。これまでやってきたことの総復習になるのはもちろん、自分のやってきたことを改めて確認し、「これだけやってきたんだから大丈夫」という自信に繋げることにもなります。ここまで来たら、自信をもって臨むしかないんです。まとめたノートや、書き込みのある参考書、学習記録などを、ぱらぱら見返してみよう。
政経も基本は問題の見直しでいいと思います。定着の確認をしっかりと行ってください。受験直前に確認できるように、よくでるデータやグラフをまとめたプリントを作成しました。参考になれば嬉しいです。
ルールを決めておく。
例えば、全く分からない問題と出会ったら。勘で②にしようか、③にしようかと悩む時間も無駄になります。「迷っている中で1番小さい番号にする」とか、「勘で選ぶやつは③にする」とか、自分のルールを決めておくといいかもしれません。その他にも、試験会場で休み時間をどのように過ごすか(当日は空き時間が非常に長い!)、休み時間の復習をするときに何を使うか、こういったことも先に決めておくと安心ですよ。
ちなみに私は、緊張するとトイレが近くなってしまうので、利尿作用がある飲み物を徹底的に排除しました。眠気対策でエナジードリンクも持っていたのですが、トイレが怖くて少ししか飲まなかった記憶があります。
当日あるといいもの
☑ お菓子(当日は時間が長い。頭が疲れるので糖分が必要。)
☑ カイロ(指先を暖める用。できれば貼らないタイプ。)
☑ 耳栓・イヤホン(周りの受験者がうるさいと気が散るのでその対策。)
☑ 上着(中に着込み過ぎると、室内は暑い可能性あり。上着で温度調整が望ましい。)
当日の過ごし方
とにかく“時間と心”に余裕を持って行動。
周りの受験生は皆不安と闘っている。みなさんだけではありません。「みんな同じ状況だ」と思って落ち着いてください。直前の勉強に必死になって駅を降り過ごすとか、1本電車を乗り過ごしただけで対応ができなくなる計画ではいけないので、時間にも余裕を持って行動しましょう。
結果を考えるのは全部終わった後。その場の自己採点だけは絶対するな。
テストが終わると「あれって〇〇だよね?」という確認をする人をよく見ますね。学校のテストくらいならいいですが、共通テストは人生がかかったテストです。その自己採点に意味はありますか?考えてみてください。
もし自分だけが合っていて、周り数人が全員間違っていたらどうしますか?自分が正解しているのに、その作業のせいでテンションが下がってしまい、次の科目まで引きずってしまうかもしれません。断言しますが、メリットは何も無いです。周りに大声で答え合わせをする人はいるかもしれないけれど、無視してください。終わってしまった後では解答を変えることもできない。さっさと次の科目へ切り替えよう。
難易度は年によって異なる。自分ができてなければ周りもできていない。
共通テストは、2日間に分けて多くの種類の問題と出会います。その中に一つくらいは、超難問な年が当たる可能性は高いでしょう。共通テストも始まって何年か経ちましたし、ちょっと癖のある問題が出てきてもおかしくないですね。今まで見たことないビックリするような難問があれば、受験者はきっと撃沈するでしょう。
そこで大事なのは“引きずらないこと”です。
「自分がこんなに苦しんだなら、周りも相当できなかったはず。平均点低いだろう。」そう前向きに捉えて、終わった試験は気にしないでおこう。次の科目に気持ちを切り替えて欲しい。
空き時間は普段の倍以上。効率よく過ごそう。
共通テストの間は、40~50分あることも。問題回収や配付の時間に余裕を持たせてあるとはいえ、自由な時間が結構あると思っておくと良いです。普段の模試だとトイレにいって終わりだと思いますが、当日は違います。自分のお気に入りの参考書やノートで復習、ちょっと外に出てリフレッシュ、おやつで糖分補給など、過ごし方は様々ですが、間違っても、勉強している子の邪魔はしないように。気を配って過ごしましょう。
前回投稿した「共通テストに向けて➀2週間前~前日」から2回にわたり、共通テストまでの注意点をまとめました。これで準備段階の不安が少しでも和らげば幸いです。あとは本番で全力を尽くすのみ!
全国の受験生の皆さまの健闘を祈っています!
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