政経まとめ02 –社会契約説–

ルソー政治分野

政治分野において、これほどまでに人物の考え方が登場する範囲はない。そのため入試でも頻出となっている。主張の過程まで丁寧に理解し、確実な得点源としよう!ただ、この範囲は決して難しくない。なぜなら、「同じパターンで覚えられる」3人であり、以下の三段論法ですべて説明可能だ。

ホッブズの思想

 ホッブズはこのように、人間に自由を与えて戦争になるくらいなら、王の支配で抑えられている方がまだましだと考えた。結果的に絶対王政を正当化したことになったんだね。彼の主著『リバイアサン』は「怪物」という意味を持ち、怪物のような強大な王の必要性を著している。また、②のような状態を「万人の万人に対する闘争」と呼んだことも重要キーワードとして抑えておこう。

ロックの思想

 彼は、人間は基本的に平和に生活することができると考えた。だからこそ、国民の代表である「議会」という機関を作り、そこが中心となって政治を担っていけばよいと考えた。このように権力を信託し、議会が中心となって政治を行う「間接民主制」を推した。しかし、人間は完ぺきではなく、たまには失敗もすると考えていた彼は、議会も完ぺきではないと考えていた。もし議会が暴走し、権力を濫用したときには、国民が「革命権(=抵抗権)」を行使できることも必要と説いた。リスクマネジメントがしっかりできていて、比較的現実的な考えとなっている。

【+α】彼の思想は、のちのアメリカ独立革命に影響を与えた。

ルソーの思想

 最後にルソー。人間について平和な存在と捉えたのは、ロックと同様であるが、両者の大きな違いは「政治のやり方」について。「代表者へ権力を信託する」ロックに対し、ルソーは「みんなでやる」ことを理想とした。これを「直接民主制」という。人々の意志は常にみんなの利益を目指しており(一般意志)、人々の意志の下で権利を守っていこうと考えた。直接民主制を現実やるのは難しいが、アメリカのタウンミーティングやスイスなどで、現在も一部採用している国や地域は存在する。

【+α】彼の思想は、のちのフランス革命に影響を与えた。

以上、この3人の主張は内容まで理解できるようにしておく必要がある。また、キーワードや主著も併せて抑えておけば、入試レベルの問題には対応可能だ。

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