政経まとめ37 –国際社会と国際法–

グロティウス国際分野

今回より、国際分野のまとめに入ります。大きく分けて国際政治・国際経済の2つだが、内容量は非常に濃い!覚えるべき点も多くなってしまうので、できるだけ丁寧にまとめていく事を目指していきます。あと少し頑張りましょう!

➀国際社会の成立

まず、そもそも今のような「国」や「国際社会」という定義が生まれたのはいつなのだろうか。話は500年前ほどに遡る。きっかけは当時ローマ帝国による支配があったヨーロッパ。支配下にあったヨーロッパでは、「支配されている地域」という認識が強く「国」としてのまとまりが薄かった。しかし、ローマ帝国の支配が弱まったとともに、それぞれの領域が「自分たちの国」としてまとまった。この契機となったでき事がウェストファリア条約であり、1648年のことである。

国家の成立

国家には「主権・国民・領域」の三要素が必要になる。特に「主権」の捉え方はさまざまで、ほかの国から支配されない権利(国家としての独立権)や、国民や領土を統治する権利(国家としての統治権力)、国の意思や政治を最終的に決定する権利(国内の最高決定権)といったものがある。

また、領域の考え方についても、もう一度確認しておこう。領海と排他的経済水域の違いや、領空の考え方(領土+領海の上空)などは、入試でも問われる可能性がある。

領海の範囲

②国際法

グロティウス~国際法の父~

さて、国のまとまりができたら何が起こるか。それぞれの国がそれぞれの主張をし始め、権利の衝突が起こる可能性が出てくる。そんな時に必要なのは「ルール・決まり」であり、国際社会にもそのようなルールが必要だと説いたのがグロティウスである。

グロティウス 国際法の父

国際法の考え方を提唱したとして、「国際法の父」とも呼ばれる。大きく分けて、習慣の繰り返しが暗黙の了解と変化していった国際慣習法と、国通しが合意して文書化された条約の2つに分けられる。

主な条約について

この範囲で抑えておくべき内容としては、主な条約に関するもの。特に、日本が批准していないとする条約については、入試でも問われることがあるので、内容とともに覚えておきたい。

日本が批准していない条約

その中でも、1948年採択のジェノサイド条約と1989年採択の死刑廃止条約はよく問われる。

ジェノサイド条約とは、集団殺害などの非人道的な国際的犯罪に対して、防止と処罰を約束するもの。日本も当然、集団殺害なんて認めたくない訳だけれど、なぜ批准していないか。それは、この処罰や防止のために、武力行使をする可能性があるため。平和主義の日本にとって、この条約に参加するリスクは大きいと考え、未批准となっている。

死刑廃止条約も同様に、日本では死刑を採用している国なので、この条約には参加していない。死刑の是非についてはさまざまな意見があるが、皆さんの考えはどうでしょうか。自分の意見を主張できるといいですね。

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