政経まとめ25 –財政政策–

政経まとめ

③景気の安定

ここが一番難しいが、1つ1つ丁寧に根本的な理解を目指そう。

景気の安定とは?

そもそも景気の安定とは何か。一言で言い換えれば、「通貨量の安定」である。好景気がどんどん加速したとしても、それが過熱し過ぎるとまずい。過剰に通貨が出回ることで、通貨の価値が下がったり、物価が上昇するインフレーションを引き起こしたりすることに繋がるからだ。ちょうどいいポイントで調整できるよう、政府が大きな役割を担っている。

その方法としては2つある。

一つは「ビルト・イン・スタビライザー(財政の自動安定装置)」で、もう一つは「フィスカルポリシー(裁量的財政政策)」という。どちらも覚えづらいが、重要語句になる。

➀ビルト・イン・スタビライザー(財政の自動安定装置)

その名の通り、自動的に通貨量を安定させるしくみのことを、ビルトインスタビライザーという。自動的にというのはどういうことか。日本では、累進課税制度や社会保障制度により自動安定を実現している。例えば、不況時の場合は通貨量が少ないので、通貨を増やすような動きが必要になる。

不況になると、失業者が増えれば政府が社会に対して支出する社会保障費は増加し、収入が減ることにより所得税の税収は減少する。その結果以下のような関係が生まれ、通貨量が増えるような状況を生み出す。

②フィスカルポリシー(裁量的財政政策)

①のように、自動的に通貨量を安定させる仕組みがあるものの、それだけでは十分でない場合がある。そんな時に、意図的な政策を通して「通貨量の増減」を操作していくことをフィスカルポリシーという。日本語で訳すと「裁量的財政政策」というが、裁量的とは意図的と同様の意味で覚えてもらって構わない。

具体的に言えば、不況時には通貨量を増やすために「意図的に公共事業を活性化させる」ことや、消費を促すために「減税政策を実施する」ことなどがある。好況時には逆の政策を実施する。

新テストの問題では、単純な暗記だけでは解けない問題も多く、この財政政策についても根本的なしくみから理解することが求められる。不況時は通貨量をどうしていくべきなのか、そのためにどんな政策が必要なのか、その政策でどんな効果があるのか、と順番に説明できるようになれば完璧だ。

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