政経まとめ21 –需要と供給–

政経まとめ

需要と供給のグラフ問題は、毎年1問は必ず出るような単元。応用問題になると正答率も下がることから、差がつく問題として出題されたり、難関私大入試で問われたりする。政経で勝負する人は得点源にしておきたい!ここでは超基礎の話から応用まで、満遍なくまとめていく。

需要供給グラフの基礎

まずグラフがどのような意味かを確実に理解しよう。ここは中学レベルの知識なので、理解している人は飛ばしていい。

ここまでは超基礎。これを基に2つのパターンの問題を解いていこう。

①線を動かす問題【基礎】

例えばこの問題。EがE‘へ動くということは、需要曲線が右へ動いたということ。つまり、需要曲線が右に動く(=需要量が増加する)選択肢を選ぶ力が必要になる。

曲線が動く要因については、上の表にまとめたもので大体の問題は解答可能。表ごと覚えておくと良い!この類の問題はまだ易しいが、入試でこのレベルが出る年もある。出たらラッキー問題と思って確実に正解しよう。

②点を読み取る問題【やや応用】

 ➀のように線を動かすのではなく、与えられたグラフ上で点を読み取っていく問題を紹介する。➀に比べると難易度は上がり、やや応用問題といえる。例題はこちら。

 このように、まずは問題文を理解したうえで、与えられたグラフ上の関係を読み取っていく必要がある。

 この問題は、国内産業で上のグラフのように均衡していた市場において、輸入自由化が発生したことにより、市場のバランスが崩れ価格が下落したという設定。もともとの定価があったが、外国からの安い輸入品により値下げが起きたということだ。

 なので、値段がP2まで下がったという問題文より、まずはP2の時の関係をチェックする必要がある。P2から右に点を読み取っていくと、供給が少なく、需要が多い状態になっている。つまり、国内市場だけでは需要超過の状態になってしまうことがわかるかな。

 そこまで理解できれば、あとは素直にここで生まれたギャップを輸入品に頼って埋め合わせたと考えればいい。Q1からQ2までの数量を数式で表すために、あとは数直線の計算ができれば正答にたどり着くことができる。

この種類の問題は難易度が高いため、問題を出来るだけ多く解いて慣れることが大事。この単元は丸暗記が力を発揮せず、根本的理解が求められます。どうしてもわからなければ、先生のアドバイスをもらうといいのではないかと思います。

③労働市場の問題【応用】

最後に、労働市場の問題を紹介する。これは、労働力の需要供給を表したグラフであり、一般的な需給グラフとは読み取り方が異なるものだ。

図の通り、縦軸に賃金・横軸に労働量となっているグラフだが、ポイントは「労働者=商品」と考えることである。需要は「労働者が欲しい」という数で、雇う側の企業を表し、逆に供給は「労働力を提供したい」という数、すなわち労働者を表している。

どうしても「需要=○○したい」というイメージから、需要は働きたい人(=労働者側)と判断してしまう人が多いが、そこが落とし穴!このミスをするとすべてが逆になってしまい、正答にはたどり着けないので注意しよう。

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