共通テスト 政経 過去問 10国会

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2021年から始まる共通テスト。従来実施されていたセンター試験より、思考力を問う問題が多くなる。読解すべき文章量が多くなり、持っている知識と結び付けて正解を導き出す必要がある。とはいえ、まず前提に知識がなければ解けないので、センター試験の過去問演習を通して知識の定着を目指しましょう。

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問1 日本国憲法は,国会議員が独立して職責を果たし,国会の審議の自律性を高めるために,国会議員の身分保障や特権について規定している。このような身分保障あるいは特権についての記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 議院内の秩序を乱したことを理由に国会議員を除名する場合には,所属する議院において,出席議員の過半数による議決が必要である。

② 国会議員が国庫から受ける歳費については,その任期中に,減額することが禁止されている。

③ 国会議員は,法律の定める場合を除いては,その任期中において,逮捕されず,訴追されない。

④ 議院内で行った演説や討論あるいは表決について,国会議員は議院外で責任を問われない。

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④【解説】②の歳費特権は内容が異なっている。任期中に減額が禁止されている訳ではなく、一般公務員の最高額以上の給与を保障するという内容のものである。

問2 国会の審議を活性化するために,日本において現在採用されている方策についての記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 首相と野党各党の党首とが一対一で討論する党首討論制度(クエスチョン・タイム)が,国会に設けられている。

② 首相は,国会の本会議のみならず,すべての常任委員会の審議に出席することが義務付けられている。

③ 野党が国民に政策の選択肢を提示できるように,「影の内閣」を組織することが国会法で義務付けられている。

④ 国会の審議において専門的な知識が活用されるように,行政官庁の官僚が大臣に代わって答弁する政府委員制度が設けられている。

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➀ 【解説】③影の内閣はイギリスで導入されている制度。 ④官僚主導の政治を改革するために、政府委員制度が廃止され大臣政務官・副大臣が導入された。

問3 日本国憲法の定める国会の手続についての記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 参議院が衆議院の解散中にとった措置には,事後に,内閣の同意を必要とする。

② 衆議院で可決された予算を,参議院が否決した場合には,両院協議会が開かれなければならない。

③ 衆議院で可決された法律案を,参議院が否決した場合でも,国民投票にかけて承認が得られれば,法律となる。

④ 参議院が国政調査権を行使するためには,衆議院の同意を得なければならない。

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②【解説】④国政調査権は衆参両方に与えられた権限であり、衆議院の同意は必要ない。

問4 日本の国会の運営にかかわる制度A~Cとその目的ア~ウとの組合せとして正しいものを,下の①~⑥のうちから一つ選べ。

A 委員会制度  B 公聴会制度  C 両院協議会

ア 専門家や利害関係者の意見を聞くため

イ 衆議院と参議院の議決が一致しない場合に意見を調整するため

ウ 効率的に審議を行うため

① A―ア  B―イ  C―ウ

② A―ア  B―ウ  C―イ

③ A―イ  B―ア  C―ウ

④ A―イ  B―ウ  C―ア

⑤ A―ウ  B―ア  C―イ

⑥ A―ウ  B―イ  C―ア

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⑤【解説】それぞれのしくみを大まかにでも理解できていれば、容易に正答できる。確実に抑えたい。委員会制度は本会議の前に各々に分かれて審議を行う。アメリカをならった制度であることも知っておこう。

問5 衆議院の解散についての記述として誤っているものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 内閣は,天皇の国事行為に対する助言と承認を通して衆議院を解散することができる,という憲法運用が定着している。

② 内閣は,衆議院が内閣不信任決議を行わなくても衆議院を解散することができる,という憲法運用が定着している。

③ 衆議院の解散総選挙後,一定期間内に,特別会が召集されなければならない。

④ 衆議院の解散後,国会の議決が必要になった場合,新しい衆議院議員が選挙されるのを待たなければならない。

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④ 【解説】衆議院の解散中に緊急を要する議決があった場合は、参議院の緊急集会が開催される。

問6 会期をめぐる記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 特別会では,内閣総理大臣の指名が行われる。

② 臨時会の召集は,両議院の議長が決定する。

③ 常会では,次年度の予算の審議は行われない。

④ 会期は,延長されない。

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①【解説】特別会と臨時会の区別に注意。

問7 国会の議員に認められている日本国憲法上の地位についての記述として誤っているものを,次の①~④うちから一つ選べ。

① 法律の定める場合を除いて,国会の会期中逮捕されない。

② 議院内で行った演説について,議院外で責任を問われない。

③ 法律の定めるところにより,国庫から相当額の歳費を受ける。

④ 議員を除名するには,弾劾裁判所の裁判が必要となる。

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④ 【解説】弾劾裁判は、裁判官の罷免を審議する裁判であり、議員の除名とは関係ない。

問8 衆議院の権限またはその優越についての記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 衆参両院の議決が異なる法律案は,両院協議会でも成案が得られない場合,衆議院の議決が国会の議決となる。

② 参議院で否決された予算案は,衆議院の出席議員の3分の2以上の賛成で再可決された場合,成立する。

③ 内閣不信任の決議権は,衆議院のみに付与されている。

④ 衆議院は,条約の先議権を付与されている。

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③ 【解説】①法律案は再可決の手続きが必要。②の予算案が法律案に変われば正しい説明文となる。④条約が予算案と変われば正しい説明文となる。

問9 国会についての記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 国会は,憲法上「唯一の立法機関」であるが,条約は法律ではないので,国会には内閣が締結する条約の承認権はない。

② 国会は,憲法上「唯一の立法機関」であるが,内閣は,法律案を作成して国会に提出することができる。

③ 憲法上「衆議院の優越」が認められているものの,予算案は参議院に先に提出することができる。

④ 憲法上「衆議院の優越」が認められているので,参議院には内閣総理大臣の指名権はない。

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② 【解説】法律案は内閣が作成することも可能で、議員の作成案よりも法案の通過率が高い。内閣は国会での与党勢力で形成されるので、その案が国会で通過しやすいのは当然。詳しくはまとめ記事へ→《政経まとめvol,11》

問10 民主的な意思決定は,さまざまな場面で行われている。日本の政治制度について日本国憲法が定めている意思決定の方法に関する記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

① 国会議員を除名するには,その議員が所属する議院において出席議員の3分の2以上の賛成が必要とされる。

② 憲法改正の承認には,国民投票において投票総数の3分の2以上の賛成が必要とされる。

③ 内閣不信任決議案を可決するには,衆議院において出席議員の3分の2以上の賛成が必要とされる。

④ 条約の承認には,両議院において出席議員の3分の2以上の賛成が必要とされる。

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①【解説】➀は少々マニアックな知識なのでこの問題を通して覚えておこう。

復習にpointまとめを参考にしてください!
まとめ11国会・内閣の権限
まとめ12国会・内閣の関係

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